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ジュニア算数オリンピック トライアル
<解答>
問題1 A 30 B 17
問題2 ラッキーナンバー:3 15(6点)<13(7点)<45(9点)<34(10点)
問題3 98cm2
問題4 1月4日,6月18日,7月15日,12月27日
問題5
問題6 A
問題7 (1) 3 (2) 1
問題8 2回目 7 3回目 2
問題9 ア 26 イ 34 ウ 40
問題10 +,3
<解説>
問題1
611を素因数分解すると、611=13×47 となります。
よって、A+B=47、A−B=13 となるようなA、Bを求めればよいとわかります。
和差算の考え方を使うことにより、A=(47+13)÷2=30、B=(47−13)÷2=17 と求まります。
問題2
説明のため、次のようにア〜ケとします。
まず、ア、イ、キ、クに注目します。
クには9より小さい数、キには5より大きい数が入るので、キには6か7、クには7か8があてはまります。
もし、クが8だとすると、たとえ1やイがラッキーナンバーだったとしても、イにあてはまる数がありません。
もし、クが7だとすると、1がラッキーナンバーでイが5、または、3がラッキーナンバーでイが3であれば作れます。
しかし、1がラッキーナンバーだと、キを6点にすることができません。
よって、イには3があてはまり、ラッキーナンバーが3と決まります。
また、キには6しか入らないことがわかり、アは1と決まります。
次に、ウ、エに注目します。
ウ+エ=9 で、9は4+5でしか作れないので、ウとエには4と5があてはまります(順番は自由)。
(ラッキーナンバーの3を使おうとしても、9−3×2=3 となって作れません)
残りのカードは2,2,3,4です。このうちの2枚で10点以上を作るには、ラッキーナンバーの3を使って、3×2+4=10 とする以外にありません。
よって、オとカには3と4があてはまり(順番は自由)、ケは10と決まります。
問題3
「45°」が直角の半分であることに着目すると、下図のように線を引くことで、この正方形の対角線の長さが14cm(=7+1+2+3+1)であることがわかります。
よって、正方形の面積は、14×14÷2=98(cm2) です。
問題4
問題文の下3行からもわかるように、Aさんの□とBさんの□にあてはまる数の和は365になります。
そこで、2つの平方数の和が365になるような場合があるかどうかを調べます。
365以下の平方数を小さい方から順にすべて書き出すと、
1,4,9,16,25,36,49,64,81,100,121,144,169,196,225,256,289,324,361
です。
これらから2つ選んだときの和が365となるのは、「4+361」「169+196」の2つです。
●Aさんの□が4のとき
今日の日付は1月4日とわかります。
●Aさんの□が169のとき
169=31+28+31+30+31+18 より、今日の日付は6月18日とわかります。
●Aさんの□が196のとき
196=31+28+31+30+31+30+15 より、今日の日付は7月15日とわかります。
●Aさんの□が361のとき
1年があと4日(12月31日、30日、29日、28日)残っていることになるので、今日の日付は12月27日とわかります。
問題5
次のようにア〜コとします。
赤のア+イ+ウ=11 です。また、青のエ+キ+ク=18、緑のカ+ケ+コ=17です。
1〜10の和は、(1+10)×10÷2=55 なので、オにあてはまる数が、55−(11+18+17)=9 とわかります。
イ+エ=13−9=4 で、4=1+3 なので、イとエには1か3があてはまります。
もし、エに1が入ると、キ+ク=17=7+10 となり、クには7か10があてはまりますが、どちらにしても オ(9)+ク+ケ=16 なので、ケにあてはまる数がありません。
よって、エ=3、イ=1です。
キ+ク=15=7+8=5+10 なので、クには5,7,8,10のいずれかがあてはまります。
ただし、ク+ケ=7 なので、クが7,8,10のときはケにあてはまる数がありません。
よって、ク=5、キ=10、ケ=2 と決まります。
まだ決まっていない数は4,6,7,8です。
ア+ウ=10 なので、アとウには4と6があてはまり、ウ+カ=11 なので、ウとカには4と7があてはまります。
よって、ア=6、ウ=4、カ=7 と決まり、残りの コ=8 も決まります。
問題6
まず、この立体Aがどんな形の立体なのかを考えます。
そのために、3×3×3の立方体と比べてみます。
3×3×3の立方体を上から1だん目、2だん目、3だん目と分けて、それぞれ小さい立方体があるとわかる場所に○、無いとわかる場所に×をつけると下図のようになります。
よって、この立体Aは下のような立体だとわかります。
次に、白色の立方体と灰色の立方体の場所を考えると下のようになるとわかります。
したがって、この立体を上から見た図はAとなります。
問題7
この規則で数を書いていくと次のようになります。
1/2/13/1214/12131215/1213121412131216/……
(1)
20番目は下線を引いた「3」です。
(2)
上の数列をよく見ると、奇数番目はすべて「1」となっているので、2023番目も「1」になりそうだと予想できます。
その予想が正しいかどうかを調べるため、上のように赤線で区切りを作っていきます。
2023=1+1+2+4+8+16+32+64+128+256+512+1024−25
より、2023番目の数字は、12個目の区切りの中の、最後の数字から左に向かってたどって26番目となることがわかります。
数列の青の部分を見ると、13,14,15,16,……と増えていくので、その先が20となるときに「奇数番目がすべて1になる」というきまりがくずれることがわかりますが、12個目の区切りの中できまりがくずれるのは区切りの最後から2番目だけなので、2023番目にはえいきょうが無いことがわかります。
よって、答えは1です。
【参考】
偶数番目が問われたときにどうすればよいかも考えてみます。
この数列は、区切りの良いところで区切ると 【ある数A】/【A+1】/ となっています。
(例えば16番目までを前8つと後ろ8つで分けると「12131214/12131215/」となっている)
よって、Aの一の位でくり上がらない限り、Aの一の位以外は前半分も後ろ半分も同じ数列になります。
例えば2022番目の数字を求めたいとしたら、
2022−1024=998 (2022番目は、2048番までの数列の後ろ半分の中の998番目なので、前半分の998番目と同じ数字)
998−512=486 (998番目は、1024番目までの数列の前半分の486番目と同じ数字)
486−256=230 (486番目は、512番目までの数列の前半分の230番目と同じ数字)
230−128=102 (230番目は、256番目までの数列の前半分の102番目と同じ数字)
102−64=38 (102番目は、128番目までの数列の前半分の38番目と同じ数字)
38−32=6 (38番目は、64番目までの数列の前半分の6番目と同じ数字)
よって、2022番目の数字は6番目の数字と同じで、2だとわかります。
問題8
1〜9の和は、(1+9)×9÷2=45 なので、3回目が終わったときのAさん、Bさん、Cさんそれぞれのカードの数の合計は、45÷3=15 です。
Cさんは「8のカードは渡さなかったよ」と言っていますが、もし、7か9のどちらかも渡していなかったとすると、2枚だけで和が15以上になってしまいます。
よって、Cさんは7と9のカードをAさんに渡しています。
また、Bさんは「9のカードはもらわなかったよ」と言っているので、9のカードは最後にAさんが持っていたとわかり、9と7の両方を一人で持つと15をこえるので、7はBさんにわたしていることがわかります。
ここまででわかったことを図にあらわすと、下のようになります。
Aさんは最後に9を持っていますが、1回目に9をもらってしまうと「途中で3枚のカードの数の合計が8になったよ」ということがありえなくなりますし、7を持ったままでも3枚の合計が8になることはありえないので、Aさんは1回目に7をもらって、2回目にその7をBさんに渡したときに合計が8になったとわかります。
Aさんのカードに注目すると、1+2+3−3+7−7+□=8 より、□=5 なので、Aさんは2回目に5をもらったことがわかります。
Aさんは2回目のやりとりが終わった時点で1,2,5を持っていて、次に9をもらうので、15−9=6 より、3回目はBさんに2を渡したことがわかり、答えが求まりました。
ちなみに、やりとり全体のようすは下のようになります。
問題9
まず、上のように線を引くことで、黄色の部分が4736−568×2=3600(cm2) とわかります。
3600=60×60なので、アとイの一辺の合計が60cmであることと、ウの一辺の長さが 100−60=40(cm)であることがわかります。
ア+イの面積は、60×40−568=1832(cm2)
もし、アもイも一辺が30cmだとすると、面積の和は 30×30×2=1800(cm2) です。
もし、アの一辺が29cm、イの一辺が31cmだとすると、面積の和は 29×29+31×31=1802(cm2) です。
もし、アの一辺が28cm、イの一辺が32cmだとすると、面積の和は 28×28+32×32=1804cm2) です。
もし、アの一辺が27cm、イの一辺が33cmだとすると、面積の和は 27×27+33×33=1818(cm2) です。
もし、アの一辺が26cm、イの一辺が34cmだとすると、面積の和は 26×26+34×34=1832(cm2) です。
よって、アの一辺は26cm、イの一辺は34cmです。
【参考】(調べずにアとイの値を求める方法)
アとイの正方形2つずつを下図のように組み合わせると、一辺60cmの正方形ができます。
1832×2−60×60=64(cm2) より、図の中央でイが重なってできる正方形の面積は64cm2なので、上のようにためさなくても、アとイが8cmちがいであることがわかります。
ア=(60−8)÷2=26(cm) イ=(60+8)÷2=34(cm)
問題10
まず、押し忘れた場所によって答えの大きさがどのように変わるかを調べてみます。
★数字を2個押し忘れた場合
たす数が小さくなる場所ができるだけなので、計算結果が正しい答えよりもへることは明らかです。
★「+」を2個押し忘れた場合
例えば、「10+11」の+を押し忘れると、その部分が1011となります。
このように、+を1個押し忘れただけでも数がかなり大きく増えるので、+を2個押し忘れると正しい答えとの差が「339」よりも大きくなることは明らかです。
以上より、押し忘れた2個は、「+」を1個と、その前後にある数のうちの1個であることがわかります。
ここで、その押し忘れた+の前後を「AB+CD」としてみます。
ちなみに、「AB+CD」は、A×10+B+C×10+D と考えることができます。
■「A」と「+」を押し忘れた場合
AB+CD と BCD(=B×100+C×10+D) の差は、B×100+C×10+D−A×10−B−C×10−D=B×99−A×10 です。
B×99−A×10 のAとBにどんな1けたの数を入れても、答えを339にすることはできません。
■「B」と「+」を押し忘れた場合
AB+CD と ACD(=A×100+C×10+D) の差は、A×100+C×10+D−A×10−B−C×10−D=A×90−B です。
A×90−B のAとBにどんな1けたの数を入れても、答えを339にすることはできません。
■「C」と「+」を押し忘れた場合
AB+CD と ABD(=A×100+B×10+D) の差は、A×100+B×10+D−A×10−B−C×10−D=A×90+B×9−C×10 です。
A×90+B×9−C×10 のAが4、Bが1、Cが3のときに答えを339にすることができますが、「AB」が41のとき「CD」は42でなくてはいけないので、条件に合いません。
■「D」と「+」を押し忘れた場合
AB+CD と ABC(=A×100+B×10+C) の差は、A×100+B×10+C−A×10−B−C×10−D=A×90+B×9−C×9−D です。
A×90+B×9−C×9−D のAとCが4、Bが2、Dが3のときに答えを339にすることができ、「AB」が42、「CD」が43であるとわかります。
以上より、押し忘れたボタンは「+」と「3」です。
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